北斗くんが話す雉真稔
・自分の兄からインスピレーションを得た。オーディションでの演技は兄弟2人のシーンでそのとき自分の兄にリンクさせて演じた。イメージとしては、自分のこともある程度精一杯なんだけど精一杯だからこそ人の感情に対してもすごく優しい人間、いっぱいいっぱいだけどそれが焦りや苛立ちにつながらないタイプの人間。
・しっかりしていてみんなの兄のようだけどそれゆえに甘えたり頼れる人がいない弱さとか不安定さがところどころに出る、すごく人間味のある役。
・今の10代と比べてもしっかりしていると思うけどすごく人間的で内面は成長しきってないところがたくさんある。しっかりしなきゃという自覚が強いゆえに本当はこういう姿でいるほうが楽という部分を隠すタイプ。周囲が望むことを先回りして考えて自分にはこれが正解と思ってしまう、楽だと思える根っこの部分が下のほうに沈んでいってしまう、そんな危うさを表現したいと思っていた。
・すごくしっかりしているように見えて実は隙がある。母親に対して思いっきり感情をぶつけたり安子と一緒にいるときは心の底から楽しんだり少し幼い部分も。
・父親の言っていることを全て理解できていなくてもとにかくそれが正解なんだという姿勢でお芝居をした。
・あきらめずに考え続ける人となりを意識。
・鍵になる役でビックリ、そんな重要な役だったんだ、と思った。
すべてが終わってから稔さんについての記事を読むと雑誌が発売された当時よりもつながるから面白い。
確かに稔さんはこういう部分があったなとかいろんなシーンを思い浮かべることができるし、北斗くんはどこまで知っていて鍵になる役だったと思ったのだろうと気になることも出てくる。
この現場での経験が北斗くんにとってすごく糧になったというのはいろんな記事から伝わるし今後がますます楽しみ。